東洋製罐と神奈川県が共同で医療機関にエタノールを配布 使い勝手考えボトル缶に充填

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缶やびんなどの供給で知られる総合包装容器メーカーの東洋製罐グループが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による国内での消毒用エタノール不足を受け、神奈川県と共同で高濃度アルコールを県内の医療施設へ配布すると発表した。希釈済みのものを詰替え用としてボトル缶に充填して配布する。

現場の実情に合わせボトル缶での配布

各方面で報道されている通り、現下の医療現場における消毒液不足は引き続き深刻なままで危機的な状況が続いている。この事態を受け、厚生労働省は特定アルコール(※高濃度アルコール)を希釈して手指消毒エタノールの代替として利用することを特例的に認めたが、しかし、一般的に高濃度アルコールは、一斗缶(約18L)ないしドラム缶(約200L)といった単位で扱われることが多く、施設で既に設置されているポンプ式ボトルの中身を詰め替えるなど、必要な現場で利用するにはハードルが高いという。

現在消毒用エタノールを製造しているメーカーでは、既に増産対応を実施しており需給が逼迫している。事実上、高濃度アルコールを希釈し、容器へ詰め替える作業は難しい状況にある。

そうしたなか、東洋製罐グループは、複数の事業所や研究施設がある神奈川県からの要請を受け、特に早急な対応が必要な医療機関におけるエタノール不足解消に協力する。関係省庁の指導のもとで同社が保有する試験研究用製造ラインを臨時的に活用し、神奈川県が調達する高濃度アルコールを65〜67vol%に希釈して400mLのボトル缶に充填する。ボトル缶を使うことで、配布を受けた医療機関は、ボトル等にそのまま注ぐなど作業の玉が大幅に低減される。同社では特例に基づき、4/27〜5/6までの10日間限定で約3.5万本(約14,000L)を充填し、神奈川県庁を通じて県内の医療施設へ配布を行う予定。

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