当事者が表現者である、という強さ

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「がん患者はガン以外で苦しめられるという事実をがん患者になって知った。
闘病なんて言葉があるけど、これはがん細胞と闘うだけじゃない。
味方であってほしいはずの友人や親族、足並みを揃えるべき家族や医療従事者とすら場合によっては闘わなくてはいけないのだ。」

今年の在宅医学会で、はじめて幡野さんに出会った。
ブログの発信を通じて幡野さんのことは存じ上げていた。

村上先生や西村先生の発信、マギーズのコンセプト、いろんなところで、当事者でなければ知り得ない苦悩が存在することを知った。自分たちに必要なのは、それが存在することを理解し、受け入れ、その前提でよりよい支援ができるよう努力する謙虚さなのだと思う。

幡野さんは表現者としての能力が非常に優れているのか、一つ一つのフレーズにストレートな力を感じる。添えられた写真たちも凛として美しい。そして、自分自身の医療者としてのあり方を改めて考えさせられる。


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医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長
1998年筑波大学卒業後、三井記念病院に勤務。2003年東京大学大学院医学系研究科博士課程入学。東京大学医学部附属病院消化器内科、医療法人社団 哲仁会 井口病院 副院長、金町中央透析センター長等を経て、2006年MRCビルクリニックを設立。2008年東京大学大学院医学系研究科博士課程を中退、医療法人社団 悠翔会 理事長に就任し、24時間対応の在宅総合診療を展開している。

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