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【新型コロナ】「感染後の抗体、数カ月後減少」中国の研究グループが発表

2020年6月20日

新型コロナウイルスに感染後、体内で作られる抗体が、感染から数カ月後には減り始めたとする研究結果を中国の研究グループが発表した。感染後回復した人は再感染する割合が低いとする、感染症に対する一般的な常識が通用しない可能性が指摘されている。

無症状者の93.3%、発症者の96.8%で減少



中国の重慶医科大学などの研究グループは、今年4月上旬までに感染した無症状者37人、発症した37人について、抗体の量の変化などを比較した研究結果を医学雑誌「ネイチャー・メディシン」に発表した。

それによると、感染後数日後から体内で作られる「IgG」抗体は当初、80%以上で検出されたが、退院からおよそ2か月後には無症状者の93.3%、発症者の96.8%で減少していた。またウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量は無症状者81.1%、発症者の62.2%で減少していたという。なお無症状者のほうが免疫反応が弱いとしている。

さらに、抗体減少は感染から2カ月ー3カ月目以降に起き始めるとしており、研究グループでは感染後回復した人に、いわゆる「免疫パスポート」を交付し活動を認めるとする欧米各国を中心とした動きについてリスクがあると指摘している。


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