メディアとの距離感②

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とあるメディアから、芸能人をインタビュアーとして暮らしの保健室を取材したいという話が来たから、すごい豪勢な話だなーと思って聞いていたら、「つきましては掲載料〇万円頂きます」と言われたので秒で断ったわ。
うちは非営利法人。頂いたお金は多くの方々の善意のかたまり。くだらないことに使うわけにはいかないんだよね。

というか、暮らしの保健室のことを取材したいっていうから話を聞いていたのに、予定が合わないと「場所はその事業所でなくてもいい」とか「それって事務所ですよね」とか言われて「あっ、コイツ俺たちのこと何も調べてないな」ってなった。

「○○が勧める町のドクター」みたいな本も、数万円の掲載料で載せてもらうとかって聞いたことある。
単にうちの法人が資金が潤沢にはないっていうのもあるけど、なんか「お金を払って載せてもらう」って限りなくダサく感じたわ。

それなら、掲載するメディアも自分で選んで自分の意思で広告と明言して打ちたい。
広告と明言してメディアに載るのと、掲載料払って広告と明言しないで載るんだと、後者は「誠実ではない」と感じるからダサい。
載ってしまえば読んでる人にはわからない、ってところがダサい。
あとは、対等な関係ではないってところがダサい。貴重な時間と情報を差し出して、さらに金を払えと。

お金を払っているかどうかで掲載の可否が決まるってところがダサい。
だとしたらそのメディア自体に何の価値がある?
掲載基準は「金」
まあそう思って読むということだろう。
決してその領域でトップレベルの情報が載っているとは限らないと明言しているようなもの。それはつまり自ら広告としての価値も下げているようなものだ。


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川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科

2005年北海道大学卒。家庭医療専門医を志し、室蘭日鋼記念病院で初期研修後、緩和ケアに魅了され緩和ケア・腫瘍内科医に転向。川崎市立井田病院、栃木県立がんセンター腫瘍内科を経て、2012年から現職。一般社団法人プラスケアを立ち上げ「暮らしの保健室」の実践や、社会的処方の実践論を研究する「社会的処方研究所」の開始など、病気になっても安心して暮らせるコミュニティを作るために活動している。

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