薬局にとっての春

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今年は薬価改正がありまして、市中の薬局の在庫が非常に薄くなるのがこの季節です。

例えで言いますと、3月31日に1000万円の医薬品の在庫があった場合、4月1日には900万円になってしまう!という制度なので、薬局経営者にとってはエイプリルフールよりも悪夢を見るという辛い季節でもあります。

在庫を絞るということは、災害とか予期せぬ事態が起きたら非常に危うい…ということでもありますね。

 

では患者としては3月に医療機関を受診するのと、4月にするのではどちらがよいのでしょうか?
3月の駆け込み受診というのはメリットが薄い、というのが私の見解です。しかし長い目で見ればそれも誤差の範囲内であるといえるので、我慢できない場合はすぐ受診をお勧めします。ただし必要な医薬品が薬局にあるか無いかは状況次第という感じです。

 

話は少し変わりますが、10年以上前から言い続けていることがあります。

薬局にある医薬品の在庫がある程度誰にでもわかる(WEBとかアプリで検索)世界があれば、素晴らしい。

しかし犯罪等のリスクがあってなかなか実現していません。

医療という保守的な世界で、イノベーションを起こしていくことは容易ではありません。健康という概念や価値の多様化によって、同じサービスの提供を継続するのはもはや限界ということ、さすがに保守的な人々にも薄々わかってきているような気がしますので、タイミングを見て、いろいろなチャレンジをしていきたいと思います。


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ふくろうメディカル代表・株式会社実務薬学総合研究所 薬剤師
東京理科大学薬学部 臨床准教授
1968年福島県郡山市生まれ。1990年東京理科大学薬学部に入学、大学院修了(薬学研究科修士)。武田薬品工業でMRとして勤務。その後薬剤師(薬局・大学病院・診療所)人材会社を経て現職。
※ふくろうメディカル:個人事業で医療関連の著作・研修資料作成などを行なっています。

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