分科会、「Go Toキャンペーン」除外継続など提言 国と自治体に「合理的な判断を迅速に」と注文

フィーチャー
スポンサーリンク

政府の新型コロナ対策本部分科会の会合が11日開かれ、感染拡大が続く中、政府に対し新たな措置をとるよう提言した。政府が感染状況の指標として示している「ステージ3」について、新たにさらに「シナリオ1−3」と3つに細かく分ける考え方を提示。その中で拡大が続いている場合や、拡大せずとも高止まりしている場合は、「Go Toキャンペーン」の対象地域から除外するなどを提言した。

尾身会長「国と自治体は合理的な判断を迅速に」

 提言では、国が定めている感染状況を示す指標の中で、感染が急速に拡大している「ステージ3」にあたる地域での感染状況を「拡大継続」、 「高止まり」、 「減少」の3つのシナリオに細分化し、シナリオ毎に 政府や自治体が行うべき対策を主に以下のようにとりまとめ、提言している。

【シナリオ1】感染減少地域
○警戒メッセージの発信
○営業時間短縮要請など適切に判断

【シナリオ2】感染高止まり地域
○テレワーク、休暇分散取得の徹底
○医療体制ひっ迫地域への医療スタッフ派遣
○GoToトラベル一時停止

【シナリオ3】感染拡大継続地域
○営業時間短縮要請強化(エリアや短縮時間拡大)
○県境を越えた移動の自粛要請
○不要不急の外出自粛
○GoToトラベル一時停止

この提言発表を受けての記者との質疑応答では、この対策の該当地域について「基本的には自治体と国が決めること」としたものの、「これまで指摘した通り、札幌市域、東京都都市部、大阪府についてはステージ3相当であろうと考える」と発言。国と自治体に対し「合理的な判断を迅速にしてほしい」と求め、現状の対策実施に一定の評価はしながらも、これまでの動きの鈍さに対し分科会のメンバーが問題意識を持っていることを明かした。

また今回提言した取り組みは、基本的には「ステージ2」相当へ状況が収まるまで続け、保健所がコンタクトトレーシングができ、クラスターを追えるようにできることが大事であり、そもそも以前からGoToについてはステージ2相当になるまで中止してほしいと提言していると述べた。

「年末年始は静かに過ごすことをお願いしたい」

また尾身会長は国民へのお願いとして、年末年始は静かに過ごしてほしいと呼びかけた。具体的には、年末年始の飲食を伴う会合は基本的には見送り、初詣やカウントダウンイベント、帰省、成人式などは、3密回避と感染対策を前提に、オンラインや時期を分散させるなどを行って欲しいとした。
さらに分科会では、今回特に医療機関への財政支援、医療従事者への支援を強い調子で要請。「これまでも頑張っているのに、年末年始不休で取り組んでいただくには、さらなる財政支援は必須」だと指摘した。

タイトルとURLをコピーしました