佐々木淳

北欧メソッドを、舞浜に見る

2019年11月12日

「舞浜倶楽部」は、Asia Pacific Eldercare Innovation Awardを受賞したこともある、世界的に注目される高齢者施設。
鍵をかけない、手すりだらけにしない、落ち着いた内装、入りたくなるお風呂、床から天井までの大きな窓とそこから見える緑豊かな景色‥高齢者施設らしくない、あくまで「入居者が主役」の空間がそこにあった。

社長のグスタフ・ストランデル氏はGlobal Ageing Influencer の一人。高齢者福祉先進国スウェーデンから優れたケアのメソッドを積極的に取り入れ、日本の文化に合わせた形でそれを提供している。
また、小規模多機能やデイサービス、居宅介護支援事業所も運営、診療所も併設され、地域に開かれた拠点ともなっている。

ブンネメソッドは初めて体験した。
ブンネ氏は、楽器が演奏できないから、と音楽を諦めるのではなく、誰にでも演奏できる、誰もが「音を楽しめる」、まさにバリアフリーの楽器を開発し、ケアや教育の領域で大きな成果を上げている。
実は三種類の和音だけで、大部分の曲は伴奏ができる。簡単な操作で3つの和音を出すことで、誰もが音楽に参加できる。

 

 

音楽ってすごい。
入居者の方々が楽しんでいる様子を見せていただいたが、誰も「早く早く!」という感じで、やらされている感は全くない。
ともに視察に同行していた「未来をつくるKaigoカフェ」の高瀬比左子さんも、「あおいけあ」の加藤忠相さんもすっかりハマっていた。

高齢者ケア・認知症ケアはまだまだいくらでも創意工夫の余地がある。
そんなことを思った。

そして施設を案内してくれたグスタフ氏も高橋さんも、自社施設の運営に止まらず、日本の、そして世界の高齢者ケアの改善のために努力を続けていた。今日は一日、色々なことを教えてもらった気がします。

お忙しい中、お時間をいただき、本当にありがとうございました。


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