産後のメンタルヘルス対策に、ICTの力

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ちょっと前になりますが、ある日の診療後「Madre Bonita(マドレボニータ)」という団体の法人化10周年イベントにお邪魔してきました。

 

 

マドレボニータとはスペイン語で「美しい母」という意味で、代表の吉岡マコさんが、ご自身の産後における体験を元に設立されたNPO法人です。産褥期という、心身とも辛い状態を乗り越えられるリハビリプログラムの普及や、企業、社会への啓発活動を行っています。

 

 

この活動は産後のメンタルヘルスを専門としている私としても、心から賛同できる非常に素晴らしい活動で、私のクリニックにパンフレットを置かせていただくなど活動をご紹介したり、協働することもありました。

 

「ファミリースタート」Webサイトより

そのひとつがこちら、マドレボニータさんが開発したアプリ『ファミリースタート』です。産褥期への周りの理解促進と、ママをサポートするための機能を詰め込んだこのアプリは、パートナーや周りの親族、友人もいいかたちで巻き込む、共助の保育環境を醸成することをねらいとしています。この事業は2015年に行われた「Googleインパクトチャレンジ」で部門賞を獲得し、彼らの手厚い支持と援助を受けました。私もこの『ファミリースタート』の監修をさせていただいています。このアプリを使うことで、産褥期への無理解と孤独に苛まれることも多いママを救い、メンタルヘルスにもいい影響があると考えているからです。

 

当日は、法人化10周年ということで、これまで以上に、さまざまな趣向が凝らされた盛大なものになってました。スタッフみなさんの思いや方向性も一致していて、本当に素敵なイベントでしたね。

代表の吉岡マコさん。

 

これまでの素晴らしい活動と、これからの新しい飛躍にも大いに期待しています。

その意味であとひとつご紹介したいのが、こちらです。

マドレボニータさんでは産後ケアプログラムを実施できるインストラクターを育成していますが、今後もっとその数を増やし、産後ケアをさらに普及させたいということで、現在クラウドファンディングを実行中です。ご興味のある方は覗いてみてください。


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茨城県出身。医師、医学博士。専門は産婦人科医(周産期医療、出生前診断、胎児医学、遺伝医学、メンタルヘルス、医療倫理、ITプライマリケア、医療IT、女性医学)。日本産婦人科学会認定医・指導医、臨床遺伝学認定医・指導医、認定産業医、アメリカ人類遺伝学会(ACMG)上級会員(Fellow)。
母校で講師として臨床医療・教育・研究に関わり、留学後には幅広い医療、特に女性の心とカラダの健康を総合的にサポートする医療を理想として、都内で都市型かかりつけ医のクリニックを開業。
日英論文多数、専門書(翻訳)執筆にも定評があります。
著書一覧はこちら
https://www.amazon.co.jp/宗田-聡/e/B005LN0EOI

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