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【新型コロナ】衛星データ解析で国際協力、結果をWebサイトで公開 JAXAら

2020年6月26日

各国の宇宙開発を司るJAXA(宇宙航空研究開発機構)とNASA、ESAは、気候や商業、水質など5つの分野で衛星データの解析を共同で進め、Webサイトで解析結果の公開を始めた。誰でも自由にデータを閲覧できる。

大気汚染や温室効果ガスなどの観測推移をWebで閲覧可能

25日に公開されたのは「EARTH OBSERVING DASHBOARD」。JAXAとNASA(米航空宇宙局)、ESA(欧州宇宙機関)が共同で、それぞれが管理する人工衛星の観測データを持ち寄り解析、結果を公開している。JAXAは観測衛星「いぶき」「いぶき2号」の観測データなどを提供したという。

このサイトでは利用者誰もが公開されている様々な指標(人口密度や温室効果ガス排出量、大気汚染の度合いなど)を選んで、地図上に表示し比較するなどが可能だ。

世界各国の状況を地図上でつぶさに見られる

日本の首都圏における大気汚染の状況


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例えば新型コロナ流行前の2019年の状態と、今年に入ってからの推移を比較することも可能。首都圏の大気汚染の度合いを示すデータでは、2019年4月のデータと、ほぼ1年後の外出自粛時のデータを見比べれば、経済活動の停止で如実に汚染の度合いが軽減されているのが分かる。また当初のゴールデンウィーク明けに予定されていた緊急事態宣言の解除が延長された5月中旬には、再び汚染の度合いが増えていることも確認できる。

中国における大気汚染の状況

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武漢の状況

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欧州における大気汚染の状況

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パリの状況

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日本、アメリカ、欧州の宇宙関連機関が連携しているとあって、同サイトでは世界中のデータを自由に見ることができる。流行前の中国、欧州の状況と、ロックダウン中のそれぞれの大気汚染の状況を比較しても、日本と同様に汚染が軽減されていることが分かる。

同サイトでは気候や商業、水質など5分野の解析結果が公開されており、新型コロナが世界の自然環境や経済活動に与えた影響を客観的に分析する材料として、幅広い活用を見込んでいる。


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