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国が優先供給した消毒液「濃度低い」「医療用に使えない」と医療機関から苦情相次ぐ

2020年5月25日

新型コロナウイルス対策で国が医療機関に優先供給したアルコール消毒液について、厚生労働省は24日、医療機関から「濃度が低く医療用に使えない」などと苦情が数十件寄せられたことを明らかにした。医療機関が製品を選べなかったことが原因としており、今月中旬からは濃度の選択を可能にしたとしている。

厚労省は3月から4月にかけ、品薄となった消毒液を医療機関が購入できるよう業者との間を仲介していたという。手術などで使われるのは通常、濃度70%〜80%台に限られるが、50%程度の濃度の製品が納入されていた例もあった。しかも1リットル当たり2,000円程度もの価格差があったが、医療機関側は製品を選べず返品もできなかったという。厚労省などには「濃度が低い」「詐欺まがいだ」という苦情が相次ぎ、受け取りを拒否する医療機関もあった。

厚労省の担当者は「緊急対応なので価格や濃度に差があることを自治体や医師会を通じて知らせたが、十分に伝わっていなかった」と話しており、現在は濃度の選択を可能とし一定の対策を取っているとしている。


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