33歳でこの世を去った友人の遺作展に。
去年の展示の時、彼女自身が一年後の予約をいれていたのだという。
たまたま訪問診療の移動の途上、次の患者さんのお宅に入れるまでの待ち時間、なぜか彼女のギャラリーの前を通ったのだ。
もしかすると彼女に招待されたのかもしれない。
2年前、外苑前の僕のカフェに展示をしてくれた素敵な作品たち、そしてお姉様と再会することができた。
時間的、空間的、そして精神的に無限の広がりを感じさせる繊細な創造物。見る人の心によって全く異なる心象風景が浮かぶはず。
彼女の足跡はここにある。
そして彼女は、彼女を想う人たちの心に生き続けている。