インフルエンザの治癒証明って、オンライン診療で良くないですか?

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毎年インフルエンザの流行期になると、治癒証明書についての喧々諤々が起こりますね。

これを読むと、メディアを含めてまだ混乱しているのか、とちょっと暗い気持ちになります。私が言うまでもありませんが、治癒証明には医学的根拠などなにもないからです。
文科省と厚労省の仲の良し悪し、という話なのかも分からないですが、なぜこの状態が放置されているのだろうといろいろ考えると、責任の擦り合いのように思えてなりません。

学校保健安全法の施行規則

では、感染した児童・生徒の出席停止期間の基準として「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」と明記されています。

一方、保育所における感染症ガイドライン(2014年改訂版)

こちらには医師の意見書が望ましいとされていて(法的な根拠や拘束力はない)、むしろこの事例を参考に登園許可書のようなひな形が設定されているのが現状のようです。

そもそも、治ったか治っていないかを判断する材料としては、上記の発症後5日経過で解熱した後2日(乳幼児は3日)というエビデンスで十分だと思われます。それでもなお、証明書を発行してもらうだけの受診など本当に必要なのでしょうか?

冬場の医療機関は、インフルエンザだけでなく各種感染症を引き起こすウイルスの宝庫、ということもできます。可能な限り暴露を避けるためには、極力必要のない受診はしないような方向で調整したいものです。

百歩譲って、オンライン診療&登園許可アプリのようなものがあれば、皆それで対応できるような気がしますが、いかがでしょうか?


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ふくろうメディカル代表・株式会社実務薬学総合研究所 薬剤師
東京理科大学薬学部 臨床准教授
1968年福島県郡山市生まれ。1990年東京理科大学薬学部に入学、大学院修了(薬学研究科修士)。武田薬品工業でMRとして勤務。その後薬剤師(薬局・大学病院・診療所)人材会社を経て現職。
※ふくろうメディカル:個人事業で医療関連の著作・研修資料作成などを行なっています。