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新型コロナ対応を理由に透析制限を通知、批判受け撤回 東京のクリニック

2020年5月23日

東京都北区にある赤羽中央総合病院付属クリニックの血液透析センターが、4月の段階で新型コロナウイルス対策を理由に、透析時間を延長しない方針を通知していたことが23日分かった。透析時間は体調によっては延長する必要があり、患者の状況を考慮せず時間を制限すると高血圧や心不全などのリスクが高まる。院長によれば、実際には打ち切った例はなく、通知について謝罪、撤回した。

院長は制限した例はないと説明 通知を撤回し謝罪

同クリニックの血液透析センターの説明によると、通知したのは事実で、感染防止のため接触機会を減らすねらいがあったと認めた。センターの幹部職員が4月上旬、感染防止策として「滞在時間を短くするため透析時間延長を控える」とした文書を作り患者に配ったという。通知を受けた患者からは「患者を切り捨てないでほしい」と不安の声が出ていた。同センターは専用ベッドが1フロア50床で、都内最大規模。約150人が週3回、1回約4時間の透析を受ける。患者が水分を取り過ぎていた場合などに、1〜2時間延長する場合がある。

クリニック全体としては通知について把握しておらず、幹部職員あるいは同センター独自の判断だった可能性がある。クリニックは実際にはこれまで透析時間を制限した事例はなかったとし、岩垣立志院長が「文書を受け取った患者を不安にさせた。おわびするしかない」と話している。クリニックは幹部職員を口頭注意とし、患者に対しては透析時間延長に繋がらないよう、体調管理の徹底を呼び掛ける文書を改めて通知したとしている。


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