第51回日本薬剤師会学術大会が9月23、24日の2日間、石川県金沢市で開かれました。全国から約8400人が参加。有職薬剤師資格保有者は約30万人なので、かなり多くの薬剤師が来ていることを想像ください。ここで薬剤師を取り巻く幅広いテーマについて議論が行われました。
筆者は本会に参加はしていましたが展示ブースを中心に動き回っていたので他の会場はほとんど聴講できず、実施内容についての詳細な報告は出来ませんが、大会自体の雑感などを書き留めてみます。
今回は県立音楽堂・ANAホテル・JALホテルなど金沢駅周辺でコンパクトな会場設定で行われたので、会場内移動も比較的楽だったという感想が多いですね。
また会員からの学術報告というのも大会の目玉であり、スマホアプリなどを活用して大会期間中に会いたい人などをピックアップできるのも最近のトレンドでしょう。
私もどちらかというと古臭い人間で、研究者の端くれとしては発表するなりにお作法は守ってね!という意見を持っていますが、まだその周知が徹底されていないという感覚も現地で感じました。
問題点
学術発表・著作権に対する敬意が無い
スマホカメラで遠慮なく撮影しすぎ(演者がいるなら一言断って欲しい)
私の場合はA4にポスターの縮刷版を用意して配布しています。
>事例 この場合は 筆者がプレス登録をしていて、演者に依頼して撮影を許可されています。
来年からは患者アンケート等必要なケースに倫理審査を通過したものでなければ、残念ながら発表の場に立てなくなるという流れ(他の学会も同様ですが)になるので、今から研究計画など次年度に向けて始動していかねばならない状況であります。
2019年は10月13日・14日 山口県下関で行われます。私達も全力で皆さんと再会できるように研究倫理のeラーニングを実施し、研究計画書を書きはじめています。
医療現場発信のエビデンスを創るお手伝いは喜んで実施します。